おむつかぶれへの対処の基本と4つの具体策

おむつかぶれ対策・予防のためには、

  1. 皮膚についた汗や尿、便
  • できるだけ刺激がない方法で、
  • なおかつ、きれいに洗い流し

2. おしりを乾かして蒸れにくい状態にすること

が重要です。
上記を念頭に、以下をご覧ください。

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おしりの拭き方

お子さんのおむつかぶれで悩んでいらっしゃる方。
市販のおしりふきで乾燥してこびりついたうんちをごしごしとこすったりしていませんか?
あかちゃんの皮膚はとても薄くてデリケートなので、そういった刺激の積み重ねがおむつかぶれをもたらしている可能性があります。

また、おしりふきでおしりを拭く方が多いと思いますが、おしりふきで拭いただけではきれいになりません。
皮膚科医いわく「おしりふきでおしりを拭くのは、うんちをおしりふきで塗り広げているだけ」とのこと。

そんなバカな!と思われるでしょうが、おしりふきできれいに拭いた後の赤ちゃんの肌を触ってみてください。べとついていませんか?
おしりふきで拭いただけでは、汗やおしっこ、うんちなどは落としきれないんです。この肌に残った汗などが刺激になりおむつかぶれが悪化するんだそうです。

きちんと汚れを落とす方法は、後からご紹介いたします。

おしりを乾かす重要性

そして、おむつを替える際は、おしりを拭いた後できるだけおしりを乾かしてから新しいおむつをあててください。
おしっこを飛ばされるのが怖ければ、ねんねの頃であればティッシュやおしりふきをおちんちんに1枚かけておくだけでマシになると思います。

実は、おむつかぶれには、カビが関係している場合もあります。
カビなので、蒸れたところが大好きです。こまめにおむつを替えてあげ、その際にはおしりを乾かしてあげてください。
「おむつかぶれ カンジダ」などで検索すると画像もヒットすると思いますので気になる方は確認してください。

ただし、通常のおむつかぶれカビによるおむつかぶれが併発していることがあり、見ただけでは皮膚科医でも判断がつかない場合もあります。
皮膚科で検査してもらえますので、おむつかぶれ対策をしても良くならない場合は早めに皮膚科に連れて行ってあげてください。

以下では、私が実際に皮膚科医、小児科医に推奨されたおむつかぶれ対策を紹介していきます。

1 沐浴

おむつかぶれだけでなく、あせも対策にもなります。
夏場はできるだけ沐浴できるといいですね。石鹸を使うのは一日一回、入浴時で十分です。
おむつかぶれ対策という観点では、湯船に全身をつけなくても大丈夫です。
おしり部分だけをちゃぽんとお湯をはった洗面器につけてさっとおしりを撫でたり、シャワーで洗い流すだけでも十分です。

2 びしょびしょのタオルで拭く

これも、あせも対策にも応用できますが、現在子供がかかっている皮膚科医イチオシの方法です。
ぬらしたタオルをあまり絞らずに拭く。つまり、沐浴やシャワーの代わりにタオルを使うというものですね。

お風呂場まで連れいていくよりは手軽ですが、その後のタオルの後始末やら洗濯のことを考えると私にはハードルが高すぎました。
布オムツをつかっている方なら無理なく実践できるかもしれませんね。

3 濡れコットンを使う

上の子供たちがお世話になった産院では、市販のおしりふきは使わず、水にひたしたコットンを100均らしき蓋付きプラケースに入れて用意してありました。
市販のおしりふきは、水99.9%だろうがなんだろうが、やはり刺激になるものが含まれているので、赤ちゃんに使用するのはあまりおすすめできないと言われました。

また、保水率がコットンのほうが段違いにいいというのも理由のようです。
つまり、コットンにはたくさんの水分をふくませることができるので、ゴシゴシこすらずにカピカピうんちが落とせるので、より刺激になりにくいということですね。

4 お茶拭き

真ん中の子が0歳の時に入院していた病院で教えてもらった方法です。
お茶でおしりをきれいにするというシンプルなもので、お茶ならなんでもいい、おしりを拭くものもおしりふきでもコットンでもガーゼでもお好きなように、というアバウトなものでした。
県立中央病院の小児科病棟で医師からも看護師からも当然のようにお茶拭きをすすめられ、その単語すら知らなかった私は驚きましたが、先日ケンミンショーを見ていたら説明がされていました。
お茶拭きのお茶とはほうじ茶のことであり、カテキンの殺菌効果を利用しているとのことです。
ケンミンショーでは、石川県がほうじ茶の一大消費地であるがゆえに編み出された民間療法であるかのような印象を受けましたが、県の基幹病院に勤務する医療従事者にも何の迷いも無く受け入れられているようです。
おしりを拭くものをお茶で濡らすことにより、たっぷりの水分で汚れを落とせる上にカテキンの殺菌作用も期待できるという民間療法にとどまらない利点がありそうです。

(おまけ) 霧吹きを使う

上記1~4は皮膚科医・小児科医推奨の方法ですが、おまけとして、私が実際にしているおむつかぶれ対策をお伝えします。

三人目がおむつかぶれを発症したとき、濡れコットンで対応しようかと思ったのですが、コットンが手元になく発注に時間がかかったことと、おしりふきを大量購入した後だったので、先生方の指導のエッセンスを取り入れて編み出した方法です。

方法としては、まず、市販のおしりふきで強くこすらずに優しく汚れを落とします。その後、スプレーボトルでおしりがびしょびしょになり、水滴が滴り落ちるまで(目安:10プッシュ程度)水を吹きかけます。そして新しいおしりふきで水をきれいに拭き取ります。

三人目はこれでよくなりましたので、ご参考までにお伝えしておきます。

他にも赤ちゃんの育ちについて気になる方はこちらもご覧ください。
2ヶ月での小児科受診(でべそ・便秘)
赤ちゃん訪問 1.体重増加と母乳育児について
赤ちゃん訪問 2.向き癖による頭の形

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