赤ちゃん訪問とは、原則として生後4ヵ月を迎えるまでに、赤ちゃんの生まれた家に市町村から家庭訪問が行われるシステムです。
市町村から派遣される訪問員さんが、身体測定や育児に関するアドバイス等を行います。
厚生労働省では、こんにちは赤ちゃん事業(乳児家庭全戸保育事業)として紹介されています。
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指導員
厚生労働省のホームページでは
「訪問者については、保健師、助産師、看護師の他、保育士、母子保健推進員、愛育班員、児童委員、母親クラブ、子育て経験者等から幅広く人材を発掘し、訪問者として登用して差し支えない。」とされていますが、
私の住んでいる自治体では、「保健師または助産師が訪問いたします。」となっています。
家庭訪問までの経緯
母子手帳の家庭訪問連絡票(はがき)を提出しましょうとの記載があります。
しかし、なんとなく面倒で放っておいたところ、訪問日の2週間ほど前に指導員さんから電話があり、訪問日時が決定しました。
こちらから連絡しなくても連絡が来るんですね。出生届けには電話番号を記載する欄があるので、そこから電話があるんでしょうか。
三人目だし、必要ないかもしれないと思っていた赤ちゃん訪問でしたが、1時間にわたって色々お話を聞かせていただき、有意義な時間となりました。
赤ちゃん訪問でのチェック項目
到着後、まずは身体測定です。
身長、体重、頭囲、胸囲を測定します。
この後、体重増加についてお話がありました。
わかりやすいように、生まれてからの体重の変化を以下にあげておきます。
体重の変化
- 出生時 3,014g
- 生後2日 2,858g
- 生後5日 2,856g
- 生後7日 2,914g(退院時)
- 生後21日 3,506g(退院後2週間健診)
- 生後34日 4,192g(生後1ヶ月健診)
- 生後74日 5,905g(赤ちゃん訪問)
乳児身体発達曲線のど真ん中をいく体重増加です。
母乳育児の場合の体重増加
この体重増加について、指導員さんがおっしゃるには、「母乳の赤ちゃんは身体発達曲線の下限のラインに平行するカーブを保っておけばいい」とのこと。
なるほど、そういう視点で見ると、私の子供の体重増加は、ややカーブが急ですね。
必要な体重増加量
体重増加については、
- ~1ヶ月健診 30g/日
- 1~6ヶ月 20g/日
- 6ヶ月~ 5~10g/日
で十分とのことでした。
うちの場合は、
- 退院~2週間健診 42g/日
- 2週間健診~1ヵ月健診 53g/日
- 1ヶ月健診~赤ちゃん訪問(2ヵ月半) 40g/日
十分な体重増加ですね。
日中の1回あたりの哺乳量
ミルクを足している量について聞かれたので、1日200ml程度(80~120ml×2回)と答えたところ、「ミルクを足す必要がないのでは」と言われました。
ちょうど、子供が泣いたので授乳量を測ってもらいました。
結果、70ml出ているということがわかりました。
夜は昼間の倍程度出るそうなので、日中は70ml出ていれば十分母乳のみでいけるそうです。
母乳の出の少ないお母さんでも、60mlや、場合によっては50mlでも完母で育てているようです。
ミルクを足す場合のアドバイス
完全母乳でやっていけると思うけど、もし、保育園など、人に預けたりすることを考えているのなら、1日1回くらいのペースでミルクを足して、ミルクを忘れない程度にするのが良いかもしれない、というお話しにもなりました。
とは言っても、親がミルクを足したくても母乳メインだとミルクを飲んでくれなくなることも多いようです。
哺乳びんを与えても咥えようとせず、哺乳びんの乳首を舌でこねまわして、「・・・おぇっ」とする、あれですね。うちでもたまにありますが、毎回するようになるともうミルクは無理なので諦めましょう、と言われました。
ミルクを足す場合は、日中が良いというアドバイスもいただきました。
夜間は母乳がたくさん作られるので、夜中や、就寝直前にミルクを足すと腹持ちが良くなり、赤ちゃんが眠りすぎてしまうため乳腺炎のリスクが高まるからだそうです。
完全母乳での育児は憧れですし、経済面でのメリットも大きいのですが、うちの場合はよく飲む子なので、実際に母乳のみでは大泣きするでしょうね・・・。
まずは、1日2回のミルクを平日は1日1回に減らすことを目標にしてがんばってみます。
他にも赤ちゃんの育ちが気になる方はこちらもご覧ください。
⇒おむつかぶれへの対処の基本と4つの具体策)
⇒2ヶ月での小児科受診(でべそ・便秘)
⇒赤ちゃん訪問 2.向き癖による頭の形