先日、6歳(年長)の長男が「ぼく、英語は苦手だから・・・」と言い出しました。
まさか、保育園児からそんな言葉を聞くとは思いませんでした。
「英語の授業は中学校から」という時代からは隔世の感がありますね。
実は、現在年長の長男が小学校3年生になる2019年には、小学校3年生から英語の授業が実施されることが決まっています。
英語教育早期化の波は、未就学児にも押し寄せています。
長男が通う保育園でも、年中以上児には月に一回、50分の英語のレッスンが実施されています。
英語のレッスンといっても、目的は異文化理解ということで季節ごとのイベントを楽しんだり、楽しくゲームをしたりということのようです。
月に一回程度のレッスンでは、「英語が話せる」というレベルには程遠いのですが、いろんな言い回しを覚えてきては、家で披露してくれていました。
ところが、年長に進級した頃から、雲行きが怪しくなり始めました。
英語のクラスがあった日に、「今日、英語で何したの?」と聞いても、「忘れた」と言うことが多くなってきました。
月に一回の授業が突然そう高度になるとも思えず、不思議だったのですが、どうやら、先生が代わったことがきっかけで、なんとなく苦手意識が生じてしまったようです。
そして、ついに、「ぼく、英語は苦手だから・・・」と言い出しました。
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早期英語教育の必要性
個人的には、英語をあえて早期に教える必要は感じていませんでした。
確かに、幼いうちであればリスニングも発音も身につきやすいものです。
しかし、忘れるのもまた早いもの。
幼児のうちに身につけた語学力をキープし続けるにはかなりのお金がかかります。
あえて早期教育をせずとも、中学生にもなれば、興味があれば自分で勉強します。
本人の意思と努力があれば、語学を始めるに遅すぎるということはありません。
よって、学校の授業以外で英語を学ばせるにしても、本人たちの希望を受けてから開始すれば十分だと考えていました。
苦手克服のための2つの対策
早期教育の必要性を感じないとは言っても、実際に英語に苦手意識を感じているとなると話は違います。
( ゲームメインの保育園の英語教室で苦手意識を芽生えさせるというのは想定外でした。)
長男が英語が苦手と言い出してから、我が家では対策として、2つのことを実践しています。
- 家庭内で親も英語を使用する
- 本物の英語に触れる機会を増やす
家庭内で親も英語を使用する
私は個人的には、英語は嫌いではありませんが、発音が良いとはとても言えないので、家庭内で英語を使うことは控えていました。
しかし、英語が嫌いになられるよりは、親の発音が多少間違っていようとも、積極的にアウトプットの場を設けることのほうが大切だなと思い、日常生活の中に英語を取り入れたり、保育園で習ったことの復習をするようにしました。
日常生活に英語を取り入れる
とは言っても、挨拶や “Here you are” “Thank you” といった簡単なやりとり、あとは、英語教室で教えてもらったであろうことの確認程度です。
“Here you are” “Thank you” あたりは、とても簡単なフレーズである上、一日に何度も言う機会があるので、子供も簡単におぼえて会話を楽しむことができます。
「できる」「わかる」という喜びを積み重ねることによって苦手意識を払拭し、英語を好きになってくれるといいなと思っています。
英語教室の復習
また、英語教室で習ったことの復習も行っています。
英語教室で何を習ったかについては、保育園から連絡があるわけではないので、効率がいいとはいいがたい復習方法です。
例えば、子供が眠いと言い出したら、
私:「寝るのって英語でなんていうか教えてもらった?」
子供:「う~ん。習った気がするけど、おぼえてない」
私:「“go to bed”って習った?」
子供:「違うと思う」
私:「じゃあ”go to sleep”?」
子供:「そう!”go to sleep”!」
といった会話をします。
こういった質問をすると、子供のほうから、
「じゃあ●●は英語でなんと言うでしょう」「○○は日本語でなんと言うでしょう」と聞いてきます。
クイズを出し合ったりすることによって、記憶の定着につながることを期待しています。
親も英語で離すようにした結果
親が英語を話すようにする、ということの効果は、意外と高いようです。
今までは「えいごであそぼ」も聞き流す程度だったのですが、先日、 “I like you” というフレーズがあったらしく、私に “I like you” と言いにきてくれました。
私も、“I like you,too”と言ってほっぺにキスをすると、長男が、長女に「ママに “I like you” って言うとキスしてくれるよ!」と教えて、それから我が家はしばらく “I like you” ブームでした。
ネイティブではない親が英語を用いるのは、発音にこだわりのある方にはおすすめできませんが、英語に親しむ、という意味では、とても良いことだと思います。
我が家の場合は苦手意識の克服が目的なので、実践するようにして良かったと思っています。
本物の英語にふれる機会を増やす
もう一つの対策は、本物の英語にふれる機会を増やすことです。
今まで、我が家で英語に触れる機会といえば、NHKの「えいごであそぼ」の視聴くらいでした。
苦手意識を払拭するには、もっと英語に接する時間を増やして英語に親しむことが大切なのではないかと思いました。
また、日本語が母語の私が英語で話しかけることに限界も感じます。
とりあえず、本物の英語に触れる機会を増やそうと思い、その手段を検討しました。
幼児の英語学習
親の働きかけ以外による幼児の英語学習は、大きく2通りあります。
- 英会話教室
- 英語教材
それぞれのメリット・デメリットについて、まとめ、検討しました。
英会話教室のメリット・デメリット
英会話教室では、生きた英語が学べます。
英語教材は一方通行ですが、英会話教室であれば人間が相手です。
例えば、週に1回英語教材を視聴するのと、週に1回英会話教室に通うのとでは、英会話教室のほうが、英語習得の効果が高いのは間違い有りません。
しかし、時間とお金がかかります。
我が家には子供が3人いますが、3人ともを英会話のクラスに入れるとなると、送迎を考えただけでも、大変なことになります。
英会話教室に通わせるとしても、自転車や公共交通機関を利用して、自分で通えるようになってから、そして私自身も仕事をもってからでないと負担が大きすぎます。
英語教材のメリット・デメリット
英語教材は、好きな時間に使用できるのが最大のメリットです。
毎日英会話教室に通わせることはできませんが、毎日英語のDVDを見せることなら可能です。
結果として、週に1度の英会話教室よりも、多くの時間、英語に触れることができます。
我が家では子供が3人いますから、下の子の英語教育にも使えるというのも大きいです。
とは言っても、英語教材も実はかなり高額なものが多いのも事実です。
場合によっては、英会話教室に通わせるよりも高くなることもありえます。
英語教材の選定
我が家では英語教育に、そうそうお金はかけられません。
どれにしようかと考えましたが、一番重要なのは子供との相性です。
どれだけ評価とコストパフォーマンスが高くても、子供が視聴してくれなければなんの意味もありません。
よって、まずは、お試しできる教材を取り寄せてみることにしました。
- ディズニーの英語システム(DWE)
- ワールドワイドキッズ
- えいごであそぼプラネット
- こどもちゃれんじイングリッシュ
上記の中には、実際に始めるとなるとかなり高額なものも含まれています。
が、資料請求は全て無料です。
好奇心も手伝って4社全てに資料請求してみました。
(正確には、DWEについては、ショッピングセンター内でおためしCDを配布していたのでもらってきました。)
4社とも全てDVDがもらえます。
会社によっては、CDやおもちゃも付属しています。
英語教材の資料請求がおススメ!
この、おためし教材の取り寄せ、非常に良かったです。
取り寄せの目的は、どの教材があうか調べることでしたが、昨日は、4歳の長女が英語の歌を歌おうとしたり、DVDに出てきたフレーズを自分から繰り返して言おうとしていました。
そして、それを褒めると長男も一緒に繰り返していました。
どの教材も、お試し版では”Hello”やABCの歌など、基本的なところを扱っているので、重複が多く、複数のDVDを視聴することで何度も登場するフレーズや歌に耳が慣れるようです。
お試し教材だけで苦手意識の克服までは難しい
お試し教材だけでも、苦手意識くらいは取れるかしら、とちょっと思いましたが、やはりお試し教材だけでは難しいようです。
なぜなら、飽きます。
苦手意識が取れる前に、お試し教材の視聴に飽きてしまいます。
思えば、2歳の頃は来る日も来る日もトトロ、トトロ、トトロ。
いっそDVDプレイヤーが壊れてしまえばいいのに、と思う日々を送ったこともありました。
しかし、長男が年長になった現在、気に入ったDVDや録画した番組をひたすら見続けるということはありません。
とても気に入った番組であっても、1週間も見れば気が済むようになってきました。
もちろん、忘れた頃にまた視聴するということはあります。
ただし、 数十日にわたってトトロが見たいとせがまれるといった悪夢のような日々とは全く違います。
これも成長の形なのでしょう。
英語のDVDの視聴を無理強いしても、英語嫌いを増幅させるだけだと思うので、お試し版のDVD視聴は本人たちに任せています。
視聴した回数は、1ヶ月で3回~ 特に気に入ったものでは6回くらいでしょうか。
やはり飽きた頃を見計らって次のDVDを投入していかなければならないと思います。
新しいものには食いつきが良いのも確かです。
あとは、やはり、教材についてくる音の出るペンやゲームに興味を持っているので、そういったものが届くと喜んで取り組むようになるのかなと思いました。
それぞれのお試し版の感想は、また後日書こうかなと思いますが、基本的には年齢や性格によってあうあわないは大きいと思うので、「絶対にコレ!」と決め付けず、取り寄せ可能なものについては全部取り寄せてみることをおすすめします。
英語をネイティブ並みに話せる、というところを目標におく場合は別でしょうが、英語に親しむということが目的の場合は、子供が楽しく取り組める教材が一番だと思います。
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