ついに、日本でもポケモンGOの配信が開始されました。
日本に先行して配信が開始されている海外では、熱中の余り、原発敷地内に立ち入ってしまったり、交通事故を起こしてしまったりと既に色々なトラブルが報告されています。
ここで心配になるのが、「うちの子が、ポケモンGOに気をとられて何かしでかさないかしら」ということです。
たとえば、ショッピングセンター内を歩いている際についスマホを見てしまい、周囲への注意が疎かになり、商品にぶつかって壊してしまった。
あるいは、歩きスマホが原因で、通行人にぶつかりケガを負わせてしまった。
自転車を運転中にプレイしてしまい、歩行者をはねてしまった。
こういった、損害賠償責任が問われる場面で真価を発揮するのが個人賠償責任保険です。
今回は、個人賠償責任保険について簡単な説明と、保険の加入の仕方を簡単に説明します。
スポンサーリンク
個人賠償責任保険とは
個人賠償責任保険とは、日常生活において他人を死傷させたり、他人の物を壊して、法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われる保険です。
つまり、この記事の冒頭で例示した
- ショッピングセンター内で商品にぶつかり、壊してしまった
- 歩きスマホが原因で、通行人にぶつかりケガを負わせてしまった
- 自転車を運転中にプレイしてしまい、歩行者をはねてしまった
といった場合に、損害賠償責任が発生した場合に、その責任を肩代わりしてくれる保険です。
しかも、
- 月額数百円程度の負担
- 家族全員分(同居家族。未婚の子供は別居も可)を補償
- 補償金額は1億円程度
という保険です。
金額や補償内容は、当然保険会社により異なりますが、平均的には、上記のとおりです。
個人賠償責任保険の入り方
こんな保険があると知ると、すぐにでも入りたくなりますよね。
でも、ちょっと待ってください。
実は、既に加入済みかもしれません。
この個人賠償責任保険は、「個人賠償責任補償特約」または「日常生活賠償特約」として付保されていることがあります。
- 火災保険
- 自動車保険
- 傷害保険等
の特約として付保されていることが多いので、これらの保険契約がある場合は、一度ご確認ください。
個人賠償責任保険単体での契約の仕方
上記特約を契約していない場合は、個人賠償責任保険単体で契約することもできます。
現状では、個人賠償責任保険単独で契約する場合には、クレジットカード会社が会員専用サービスとして提供している保険を利用するほかありません。
クレジットカード会社が提供する保険の場合は、保険料月額100円台~400円台。
保険金額は1億円~3億円です。
いずれの保険も、当該クレジットカード会員専用の保険となっています。
下記クレジットカード会社が取り扱っている保険の場合は、
- 本人だけでなく家族の個人賠償責任も補償
- 最高補償金額は1億円以上(1億・2億・3億)
- クレジットカード払い(毎月自動)
- 月額120円~470円
と、安心して契約できる内容です。
三井住友VISAカード | ポケット保険 自由設計コース |
JCBカード | JCB トッピング保険 日常生活賠償プラン |
イオンカード | ネットでかんたん保険 『日常生活賠償プラン』 |
セゾンカード | Super Value Plus ご迷惑安心プラン[U] |
エポスカード | エポラク傷害保険 賠償責任重視コース |
保険料や保険金額はクレジットカード会社により違いますが、金額面以外でも、傷害保険や死亡・後遺障害保険が付帯しているなど、各社の保険にはそれぞれ特徴があります。
複数のクレジットカードを持っているという場合は、各社の保険内容もよくご確認ください。
申込み翌日から保障が開始するというクレジット会社が多いようですから、我が子のやらかしが心配な方は、検討をオススメします。
子育て世代の我が家も加入中です。
すべてのカードで加入ができるわけではない
ただし、すべてのカードで加入ができるわけではありません。
たとえば、JCBブランドの楽天カードはJCB トッピング保険 日常生活賠償プランには加入できません。
JCB トッピング保険 日常生活賠償プランの「よくあるご質問」によると、加入できるのはカード番号の最初の3桁が「354」または「355」で始まるカードです。

出典 : https://insurance.jcb.co.jp/cm/guide/topping/dailylife.html
クレジットカード券面上のブランドマークだけでは、保険に加入できるとは限りませんので、各社HPをご確認ください。