進級、進学の季節となりました。
新しいことに挑戦する意欲がわく時季でもあります。
わがやでも、年長の長女がピアノを習いたいと言い出しました。
私自身は全くのピアノ未経験。
色々と疑問があったので、ピアノで生計を立てている母方の従妹に電話で突撃取材をしてきました。
- ヤマハと個人教室はどこが違うの?
- いつから入れるもの?年長からでも大丈夫?
- 親は未経験でも大丈夫?
- 必要なお金は?
ちなみに、話を聞いたのは、長年ヤマハで教えてきて、今は個人のピアノ教室を開いている母の従妹です。現在、50代。
わが家と彼女の教室の間には、県境が5つ横たわっているため、彼女のピアノ教室に通わせることは不可能ですが、顧客になりえない私に対して、色々と話をしてくれました。
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ヤマハと個人教室の違い
彼女は、ヤマハ出身なので、カワイなど、他の教室のシステムには詳しくないそうなので、ヤマハと個人教室の違いに話を絞って聞いてきました。
ヤマハのシステム
まず、幼児の場合、ヤマハではグループレッスンを受講することになります。
グループレッスンのメリットは、協調性・社会性が伸びること、人の音を聞けるようになること。また、みんなで取り組むことでより楽しめる、ということも大きいようです。
ヤマハの場合は、幼児レッスンは、ピアノを弾くだけでなく、歌ったり、身体を動かしたりもするそうです。
また、グループ内でアンサンブルもあるとのこと。
個人教室ではグループレッスンを取り入れているところは多くないでしょうから、練習風景はだいぶ異なるようです。
また、幼児コースに関しては、お母さんもいっしょに参加することになります。
兄弟姉妹がいる子にとっては、この時間はお母さんを独占でき、1対1で触れ合える大事な時間になっているとのことです。
個人教室
個人教室は、先生のレベルの差が大きいことに注意が必要とのことです。
コンクールに次々と入賞者を送り込む、有名な先生から「もぐり」のような、レベルの低い先生までいて、玉石混淆。そのため、個人の先生に関しては、知り合いへのリサーチや見学は必ず行ったほうが良いそうです。
(ヤマハに関しても、見学や体験入学が出来る時期なので、両方に行ってみることを勧められました。)
母の従妹の教室では、ヤマハ出身ということもあり、グループレッスンにも対応していると言っていましたが、個人の先生でグループレッスンに対応しているところは多くないようです。
個人レッスンのメリットはと言うと、「その子のペースに合わせて進められること」。
グループレッスンは全体の進度に合わせないといけないため、「どんどん先に進みたい子」や「人と比較されるのが苦手で、マイペースにやっていきたい子」は個人レッスンがおススメとのことです。
また、「先生を独占したい、甘えたい」というタイプのお子さんも個人レッスン向きとのことです。
ピアノ教室には何歳から入れるもの?
耳が育つのは圧倒的に年少~年長くらいの時期なので、この時期を逃すのはもったいないと言われました。
小学校に入ってからでも耳は育つ(絶対音感もつく)ものの、成長カーブがかなりなだらかになってしまうそうです。
「ヤマハのシステムがよくわからないんだけど、年長からでも入れられるもの?」
ヤマハの幼児向けグループレッスンは以下の2つのコースに分かれています。
- 年少しか入れない「おんがくなかよしコース」
- 年中・年長から入れる「幼児科」
幼児科は2年間続けて履修することになります。
長女の場合は、今春年長なので、ヤマハに入会するなら幼児科の1年目に在籍することになります。周りはほとんどが年中の子になるのでは、とのことでした。
幼児科1年目に入る年長の子の様子は、プライドが高い子は年下のクラスに入れられたことに耐えられなかったり、逆に周りより1年上ということで理解力が高く周りを引っ張っていってくれたりと様々なようです。
年長から入会する場合は特に、グループレッスンが合わなければ個人に切り替えるという選択肢を視野に入れておくほうがいいのかもしれませんね。
個人レッスンなら年長からでもなんの問題もありませんね。
親はピアノ未経験でも大丈夫?
ピアノ講師によると、親がピアノを習ったことがなくても「全く問題ない」そうです。
むしろ経験がある親御さんが子どもにつきっきりでアドバイスしすぎて子どものやる気をそいでしまうほうが問題、と言われました。
経験者の親御さんはご注意ください。
必要なお金は?
教室にもよりますが、ヤマハの幼児科では6,500円/月(税別)の月謝がかかります。
入会金は一度きりですが、都度かかってくる費用として、設利用料、教材費、コンクール、発表会等があります。発表会等では衣装代もかかってきます。
コンクール出場や発表会については、先生の考え方次第で頻度や会場規模、かかってくる費用が全く違ってくるそうです。
体験や見学に行ったときに確認しておいたほうがよいポイントかもしれません。
また、当然ピアノの購入も必要となります。
無いことには家で練習ができません。
入会直後とはいいませんが、ピアノを習い続けるという意思が固まった時点で、電子ピアノや中古でもいいので、必ず用意してもらわないといけない、という話をするとのことでした。
最後にピアノ講師の親戚は、「ぜひピアノの楽しさを知ってもらいたいけど、音楽はどうしてもお金がかかるので、よく考えたほうがいいよ」と言っていました。
昔と違って、習い事の種類も多様化しているので、子どもがしたいことを全部させていたら破産してしまいますよね。
特にわがやは余裕があるほうでは決してないので、「なんとなくやってみたい」というレベルで習い事に通わせてしまうと破産してしまいます。
ヤマハは音楽を楽しむというスタンスがとっても楽しそうで惹かれますが、わがやでは、とりあえず個人教室の体験に申し込んでみようと思います。
たとえ親が横についていたとしても、1対1で初対面の大人に習うという状況は相当の緊張を感じると思います。それでもピアノをやってみたいというようなら再度教室を一から検討しようかなと思っています。
プロオーケストラでバイオリン奏者をしている人の話だと、音楽で食っていくのはかなり厳しいそうです。
そこまで行くのに5000万くらいかかるそうです。かなりの覚悟がいります。
趣味で楽しむ程度にはいいと思います。音楽は生活にハリを持たせると思います。
kurikingtonさま
そうですね。
音楽が娘の人生を豊かに彩ってくれるといいなと思います。
母の親戚にはピアノ講師以外にもう一人音大出身者がいますが、彼女は一般企業(JTB)に就職しました。
音楽の世界で身を立てるというのは生中なことではないのでしょうね。
それにしても、5,000万というのは、予想以上の数字でした。わがやではとても無理ですね。
プロの演奏家のみなさんの決意と努力、そして、それを支えてこられた方々に敬意を表します。