以前、「妻のクレジットカード払いで夫名義のふるさと納税が可能か」という内容の記事を作成しました。
実は、当該記事の半年前に、「妻の楽天ポイントを使って夫のふるさと納税」を行ったことがあります。
今回は、その結果について公表します。
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実験の状況
実施日
2016年4月某日
ふるさと納税先
返礼品
【ふるさと納税】【熊本地震緊急寄附受付】【返礼品なし】菊池市震災応援寄附金
※返礼品なしの純粋な寄付
楽天アカウント
妻名義
注文者情報
夫に変更
送付先
夫に変更
支払方法
クレジットカード払い(妻名義のまま)を選択→実際の支払は全額ポイント支払い
以上のとおりです。
実験の結果
寄付金受領証明書は届きませんでした。
被災地への寄付ということで事務が混乱している可能性も考えましたが、同自治体に同月中に夫名義で寄付した分に関しては、きちんと受領書が届きました。
被災地であれば、控除にならなくても納得できるという思いから菊池市を対象に選びました。
寄付金受領証明書が届かなかったので、結果的には全額が純粋な寄付という形になりましたが、これはこれですっきりした思いです。
妻名義のクレジットカード利用で夫のふるさと納税を行うと【楽天の場合】
以下の記事でも書きましたが、楽天ふるさと納税の場合、妻名義のクレジットカードによる夫名義のふるさと納税はできません。
本人名義以外のクレジットカードによるふるさと納税はキャンセルされる、というのが楽天の公式回答です。
⇒妻名義のクレジットカードで夫名義のふるさと納税の可否。楽天・ふるさとチョイス・Yahoo!の対応の違いとその理由
妻名義のカードで楽天にふるさと納税しても寄付金受領証明書が届いたというブログも読んだことがあるので、100%不可能とは言いません。
ただ、その場合、本来は無効とすべきところ、チェックが追い付かずにそのまま届いたというだけというのが現状だと思います。
いずれにせよ、楽天が公式にダメと言っているものを無理に押し通そうというのはリスクが高いと思います。
妻名義のポイントによる寄付は、更にリスクが高い
更にリスクが高いのが、今回行った、「妻名義のポイント」による「夫名義のふるさと納税」です。
妻名義のアカウント・ポイントによる納税も、クレジットカードの場合と同様の対応(キャンセル)であるというなら、寄付したポイントは返還されるはずです。
しかし、ポイント履歴を確認した限り、返還の形跡はありませんでした。
ポイントの場合、現金(クレジットカード決済含む)と違い、あくまでポイントなので、そのあたりが影響した可能性はあります。
まぁ、今回は返礼品なしのふるさと納税だったので、キャンセルではなく、純粋な寄付という判断になったのかもしれません。
また、たとえキャンセル処理(返金処理)があったとしても、期間限定ポイントが混ざっていた場合は、返金処理完了時点で有効期限が過ぎていたポイントは失効してしまいます。
まとめ
妻名義の楽天ポイントで夫のふるさと納税を行うのはリスクが高いので、やめておきましょう。
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